ホームスクールと教育・学校

2024年03月08日


東進の「全国統一中学生テスト 決勝大会」当日の感想です。 

根っからの旅好きなものでして、まず初めに思ったことが、関東圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)以外の出場者とその保護者1名は、東進から往復の交通費と「宿泊代」が支給されるとのこと、なんて羨ましい! でした。

※関東圏は交通費のみ支給あり

飛行機に乗って、東京のきっと安宿ではないホテルに泊まって、ついでに旅行なんてしちゃって、決勝大会当日を迎えるなんて、我が家が静岡県だったら良かったのに! 神奈川県でも静岡寄りの場所に住んでるものですから。東進さん、次回の決勝大会は沖縄や北海道で開催してください。

おかげで決勝大会当日は早起きして朝5時の始発の電車に乗って新宿まで行かねばなりませんでした。もしかして家から会場まで一番遠いのは我が家ではないのか? 自腹で新宿に前泊も考えましたが、コロナ後解禁の旅行ブームにて東京のホテル代は高騰しており、この1泊代でネパールならアパート3ヶ月借りれるかと思うと、貧乏性の私がホテル代を出すはずもなく、決勝大会の1週間前から4時起きの練習を始めました。


当日。


会場の「ハイアットリージェンシー」に着くと、賢そうな生徒達が続々と集まってきます。

「灘」や「開成」など、同じ中学から何人も出場してるものですから、きっとみんな知り合いだらけで、息子はまるで転校生の様にポツンとしてしまうのか、と危惧してたのですが、予想に反して、生徒達同士でおしゃべりをしている生徒は誰一人いませんでした。むしろ緊張感に満ち満ちていて、ライバル関係なのかな? そうか、今日はみなさん、楽しい東京旅行の1日ではなくて、全国1位を賭けた神聖なる決勝大会の本番の日であった、と考えを改めました。


そんなこんなでテストがスタート。


一生懸命テストに取り組んでいる子供達の隣室で、保護者はお茶して菓子でも食べてのんびり待つことができます。

茶菓子の前に東進のお偉いさんの講演がありました。今日集まった生徒達はいずれ日本の未来を引っ張っていく人材になる、と力説してました。確かに、ここに集まった生徒達のほとんどは東大に入学して、卒業後は各分野へ散り、その業界を引っ張っていく人材になるのでしょうね。

ただ、海外留学の奨学金の個別相談会では、こうも言っていました。

「ここに集まった生徒達は日本から世界に羽ばたいて、世界を舞台に活躍できる人材になれるはずなのに、それを望む生徒そして保護者がとても少ない。海外に興味を持つ人材がとても少ないのが残念だ。」

私からすれば、5000万円という逆立ちしても手の届かない海外留学資金を出してくれるチャンスをくれる東進はすごいと思うし、せっかくこんなチャンスがあるのだから、息子には是非オックスフォード大学留学に向けて勉学に頑張って欲しいのだが(息子はアメリカよりイギリスの大学に興味あり)、ここに集まった保護者や生徒達は海外留学に本当に興味がないのでしょうか? 真相はわかりません。

茶菓子をつまんで、のんびり待ちます。


昼休み。


生徒には豪華な懐石弁当が出たそうですが、生まれてこの方早食いをしたことのない息子には時間が少なすぎたらしく、食べきれなかったそうです。

私と妻は外に出て近くのカレー屋に行きました。そこはパキスタン人がインドカレーを作っていて、イスラム教徒大好きな私と妻は、かつて行ったパキスタンでの旅の話で店員と盛り上がってます。お茶もご馳走になりました。


午後。


控室に戻って、また茶菓子をつまんで待ちます。

何時間かすると、テストが終わりました。その後はディベートの時間です。あらかじめ作ってきた小論文を4人1グループになって自分の小論文を発表し、お互いに意見を言い合うのです。

テスト中の会場は保護者は立ち入り禁止だったのですが、このディベートの時間は、保護者も会場の中に入って見学することができました。ホームスクールの我が家にとって、初めての授業参観の様でした。

小論文のテーマは「AIと幸福について」。

息子から「近くに来ちゃダメ!」宣言をされていた私と妻は、その約束を破り、息子に見つからない様に、そろりそろりと息子のいるグループの近くに寄っていきました。

間近までは近寄れないので、何をディベートしているのかほとんど聞き取れなかったのですが、雰囲気で楽しめました。

ディベート後に、今日の全てのカリキュラムが終わり、解散です。

各々帰路に着くのですが、大変興味深かったのは、息子のグループのメンバーだけが、解散後も何やら話し合っているのです。どうやら、ディベートで話しきれなかった事や、世間話をしていたようです。お互いの連絡先も交換していたようでした。周りを見渡す限り、そのようなグループは息子のグループただ1つだけだったように見えました。

テスト1日を通して見ても、常に緊張感の溢れる会場の雰囲気でしたので、試験後とはいえ、息子のグループだけが最後まで残って楽しくおしゃべりしている様子は、何だか喜ばしい事でした。そういう雰囲気を醸し出してくれた3人の生徒に感謝です。こういったコミュニケーション能力の高さは、きっと将来おおいに役立つでしょう。


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今回の決勝大会出場が、あまりに素晴らしい経験だったため、息子は次回の全統中テストでも決勝大会にまた出たいと、更に勉学に励むようになりました。日々の勉強の目標として、今までは高校入試が最初の目標だったのですが、この全統中テストがこれからあと4回も受験が可能の為、目先の新しい目標ができて、張り合いがあるようです。

2024年に入ってから高校数学の勉強も始めたので、「全国統一高校生テスト」の高校1年生部門の受験も楽しみになってきました。

高校3年生部門は今まで「英語 現古漢 世界史 日本史」で受験したことがありますが、次回からは高校1年生部門で「英語 現古漢 数学」で、「全統中3年」「全統高1年」のダブル受験で、両方とも決勝大会を目指して欲しいと思います。

また出場出来たら素晴らしい事ですし、出場できなくても、その挫折経験は息子にとって必要な経験だと思います。どう転んでも良し。

そして次回からは、全統中・全統高テストで決勝大会に出場できたかどうかを、今後ブログで書く予定はありません。息子のプライベートな話ですからね。

このホームスクールブログも、あと2年で卒業するつもりです。


終わり




(20:55)

2024年02月19日


前回に続いて、全国統一中学生テストの決勝の感想と、出場した生徒達を褒める話。息子はまぐれ。本当です。息子以外の生徒を褒めます。

この全統中や全統高のテスト、1学年で15000人ぐらいが受験していますが、決勝大会に出場できるのは、その中のわずか30人。割合で言うと、1000人の中の2人、わずか0.2%の狭き門。

この0.2%という数字、生徒達が試験中、隣の保護者待合室で東進予備校のお偉いさんの保護者向けガイダンスがあったのですが、この0.2%をべた褒めしてました。大学受験者数が1学年に50万人いたとしたら、0.2%とは、その中の1000人。この生徒達のほとんどは、東京一工(東大・京大・一橋・東工大)や旧帝大、国立医学部に進学するというデータがあるそうです。

この決勝まで残った生徒達とは、まさにそういう生徒達なのです。

もちろん、私の今までの記事を読んだ事のある方ならば、私が偏差値や学歴の至上主義者ではないことはよく分かっていただけてると思います。

私が息子に教えたかったこと、それは偏差値や学歴とはむしろ逆の方向、ホームスクールによって息子に学んで欲しかったのは、旅と音楽と哲学の3本柱。

世界各地をバックパッカースタイルで旅をして経験し、世界中の音楽を聴いてギターやドラムなど日々の楽器の演奏から芸術を学び、哲学も含めたあらゆるジャンルの本、社会科学、自然科学、人文科学など、そういった多種多様な学術本を読むことによって知恵と知識を深める事。

そういった実学とは真逆の教育を、おそらく古典的な教育を、私は息子に伝えてきたつもりです。

フランスの哲学者ルソーの著作に「エミール」という著作があります。内容はルソーが仮想の息子に対して自然の中で教育を実践する話です。まさにホームスクールです。細部はまるで違いますが、大まかな思想で言えば、私もエミールの様に子育てをしたかったと、白状します。

それを妻が絶妙なバランスでフォローしてくれて、そうやって息子は育ってきました。

そんな私達ですので、息子に偏差値や学歴を求める事は無いのですが、息子が13歳までにやりたい事が見つからない様だったら、例えば楽器演奏の道に進みたいとか小説家になりたいとか、そのような具体的な道が見つからないならば、まずは公立高校を受験して入学し高校3年間は学校生活を楽しむこと、大学も受験して大学生になったら一人で海外を旅してくること、これをずっと薦めていました。

息子も夏目漱石が大好きですので、「早稲田の文学部に行って、漱石の研究がしたい」と、8歳ぐらいの年齢から言ってました。私も私の父も早稲田卒で、早稲田のキャンパスライフの楽しさは日本一だと思ってますので、息子が早稲田を目指すことは大賛成でした。ただ、若い頃から希望学部を決めつけるのではなく、まずはしっかりと勉強した上で、高校2年ぐらいになったらもう一度しっかり進路を考える様に伝えてきました。

早生まれの息子は、2024年某月に13歳になります。13歳になる現在、将来なりたい具体的な道は見つかってないそうです。

息子は今回の決勝大会の経験がとても楽しかったらしく、「次回も決勝に出場したい!」という目標ができたようです。勉強に励む理由として、高校受験という目標の前に、次回の全統中決勝進出、という具体的な目標は大切だと思います。

将来なりたい具体的な道が見つかってないならば、まずは次回の決勝進出を目指して勉強に努力して欲しいと思います。何でもいいんです。若い時に努力するクセを身につけて欲しいと。

息子以外の、決勝大会に残った生徒達がなぜ凄いのか、どうして褒めるのか、というのは「努力し続けてきた生徒達」だからです。一部には天才肌の生徒もいるでしょうが、大抵は努力の末にここに辿り着いた生徒達だと思います。ある漫画のセリフから引用ですが、

「努力した者が全て報われるとは限らない。しかし、成功した者はすべからく努力している」

これはまさに真実だと思います。息子には決勝大会に残った同年代の彼ら彼女らから、大きな刺激を受取ってほしいです。

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さて、保護者ガイダンスでこんな話がありました。

東進ハイスクールは決勝大会出場者で各々の学力を競って、その中でも特に優秀な生徒の中から、世界のトップ大学、「ハーバード、プリンストン、イェール、スタンフォード、マサチューセッツ、カリフォルニア、オックスフォード、ケンブリッジ」の8大学、ここに自力で合格し進学する生徒がいるならば、5000万円もの奨学金を出すというのです。

驚きなのは5000万円という金額ではありません。この決勝出場者の中から実際に上記の大学に合格する生徒が現実に存在する、ということが驚きなのです。

私は昔からハーバード大学マイケル・サンデル教授の倫理学の授業「ハーバード大学 白熱教室」が大好きで、息子と一緒に講義の映像を見たりして、息子に向かって「英語をいっぱい勉強して、大学生になったら海外の大学に留学しなさい」と、小さな頃から言ってきました。

息子もハリーポッターという映画が好きで、そこに出てくるホグワーツ城(実際はオックスフォード大学)のような大学校舎で学問を学んでみたい、海外の大学で寮生活なんて楽しそう、と言っていました。

ハーバードやオックスフォードを目指せなんて、夢物語の様な気持ちで言ってきたのですが、決勝大会に出場することによって、そんな夢がほんのほんのほんの少し現実になってきたような錯覚に陥りました。

息子が上記の大学に合格する可能性は、現在は限りなくゼロに近いのですが、これからの努力次第では夢じゃない、それに息子と一緒に決勝大会を戦った生徒の中から実際にハーバードやオックスフォードに留学する生徒がいるという事実は、何よりも勇気づけられるものです。

保護者から東進に質問する機会があったので質問したところ、この奨学生に選ばれるには決勝大会で1位になることが条件ではなく、決勝大会に出場した生徒の中から総合的に判断して(留学への熱意とか、具体的な目標とか)選ばれるそうです。これは嬉しい選考基準ですね。

目標は高い方がいい、まずは次回の全統中決勝出場、その先は海外留学を目標に勉学に励む、その素晴らしい動機を与えてくれたこの決勝大会と、刺激をくれた生徒達にとても感謝しています。


次回に、決勝大会当日の実際の感想をサラっと書いて、この話は終わりにしたいと思います。





(11:20)

2024年02月17日


前回のブログで、息子が全国模試の決勝大会に出場する事になった話を書きました。

ホームスクール:独学ホームスクーラーの息子、東進の全統中(模試)で決勝大会に出るの巻 (livedoor.blog)

あれから3ヶ月が経ちましたが、その時の感想を親目線で書きたいと思います。

中1の息子が受験した模試は、東進ハイスクールが主催する「全国統一中学生テスト」の全学年(中3)部門でした。中1で中3の模試を受験する、まずはこの事について。

息子が決勝大会に出場することがきっかけで、まるでガラパゴス諸島に住んでいるかのように時代に取り残された(スマホ持ってないとか)ホームスクールの我が家にも、世の中の事が色々とわかってきましたよ。


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中学校には大きく分けて、無料で誰でも通学できる「公立中学」と、年間100万円以上の学費がかかる「私立中学」の2種類があります。

親世代(40代)の私達が学生だった頃とはすっかり時代が変わり、「難関大学」に合格するには私立、それも名門の中高一貫校で中学1年から高校3年まで6年間通うのが圧倒的に有利な時代になっていました。代表的な私立は「灘」とか「開成」ですね。

公立中・高から難関大学に合格できないわけではもちろんありませんが、それは圧倒的に生徒の資質と努力、もしくは塾のおかげであって、「公立の素晴らしい授業のおかげで、難関大に合格できました!」なんて話は、皆無に等しいと思います。実際、私が公立に通っていた頃も、学校の授業が楽しかった記憶は全くありませんし、楽しく知的な授業を行ってくれる教師は学校に1人いるかどうかでした。

私立の教師なら公立よりも質が高いのかどうかは正直よくわかりませんが、難関大受験における私立の有利さはその「環境」と「カリキュラム」にあるようです。そのカリキュラムですが、小学4~6年時の中学受験の勉強ですでに鍛えられている私立の生徒は、入学後すぐの中1の間に中学3年分の学習を終わらせてしまう事は今では常識になっています。そして中2から高校の学習内容を始めるのです。

ですから私立の生徒にとって、中1で中3の模試、高1で高3の模試を受験するというのは、驚く事でも何でもなく、普通の常識になっていました。実際、全統中の全国1位は中2だったり、全統高の1位は高2だったりすることが多々あります。そして決勝大会に出場する生徒の9割以上が私立です。決勝大会本番の上位10名で言えば、9割5分以上。

私立が圧倒的有利なこの時代に、決勝大会に出場した公立校の生徒は、本当に凄いと思います。それこそ一人一人に今までどうやって勉強してきたのかを聞きたいくらいですね。

先取り学習についてですが、その意義は高3になった時にはすでに受験用の「演習」に特化できることです。

サッカーで例えると、公立の生徒は高3までひたすら基礎の練習をし続けて試合は1回ぶっつけ本番なのに対して、私立の生徒は公立の2倍の練習量を高2までに積んで、そこから1年間はあらゆる対戦相手と練習試合をこなし熟練度MAXで試合本番に挑む、そんな感じです。

こういった事からも、私立と公立の合格実績の差は開く一方なのです。自分でこうやって書いてても「こりゃあ、差は歴然だわ・・・。」と思ってしまいました。

もちろん、かつて「一高」と呼ばれたような名門公立高校、東京で言う日比谷高、大阪で言う北野高の様な、進学実績抜群の公立校もありますが、それは県に100校もある公立校の中での、ほんの1、2校の特殊な話です。

息子も、小6が終わる頃までに中3の学習範囲を終えるという先取り学習でしたが、それは上記の様な難関大受験を意識して意図的に先取りした訳では全くなく、「ホームスクールで家でのびのび勉強してたら、たまたまそこまで進んだ」という、偶然による結果でした。もちろん、公立学校よりもホームスクールの方が効率がいいという信念は初めから持ってはいましたが。

ホームスクールって数がどんどん増えてますので、いつかは私立・公立に対する第三極になるとは思いますよ。あと20年後ぐらいでしょうか。


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「全国統一中学生テスト」の決勝大会の話に戻します。

まず初めに、今回の息子の出場は、まぐれです。本当に、まぐれです。

小6から模試を受け始めて、少しずつ本格的な勉強を始めはしましたが、客観的に見ても、息子のあの勉強の質と量で、決勝大会にこんなに早い段階で出場できるはずがありません。よっぽど出題問題との相性が良かったとか、ちょうど頭が冴えていた時期だったとか、界王拳3倍が試験中ずっと続いたとか、とにかく客観的に見てもまぐれ、もしくは運が良かっただけです。

でも、英語だけは実力通りだと思っています。そこだけはちゃんと息子を褒めます。

なので、実際に息子が決勝大会に出場できる学力が備わっているとは思っていません。もし出場できるのなら、息子自身が決勝大会に進出することを願い、自覚し、努力を重ねて、本格的に勉強を始めてから2年ぐらい、今から勉強を始めても中3の11月頃にやっと出場できるかどうか、そのぐらいの距離感だと思います。息子の実力はまだその程度です。

調べれば調べる程、この決勝大会に進出することがどれだけ難しいか、出場した生徒たちがいかに優秀なのか(息子はまぐれ)、がわかってきたからです。

続きは次回で。




(10:46)

2023年12月22日


ホームスクーラーの息子は、海外や国内をバックパッカー的な放浪の旅ばかりして、一度も学校に通うことなくすくすくと育ってきました。

勉強は小学3年の年齢から1日1時間の自宅勉強でスタート、最初は私(父親)が横で見ながら参考書を中心に勉強をして、小学6年になってからは親の手を離れ、1人で完全独学です。塾無し、習い事無し、オンライン講義無し、です。

こんなペースですが小学校卒業までに中学3年分の学習が終わり、英検も2級まで取得できました。やはりホームスクールは勉強の効率が良いのでしょう。

最近、模試を初めて受けたのですが、その結果がこちら。


 小6 11月 
  四谷大塚 全国統一小学生テスト(小6部門)
  4教科偏差値 60

 小6 12月
  早稲田アカデミー 小学生未来診断テスト(小6部門)
  5教科偏差値 58

 中1 5月
  東進ハイスクール 全国統一中学生テスト(中3部門)
  3教科(国数英)偏差値 55

 中1 6月
  東進ハイスクール 全国統一高校生テスト(高3部門)
  3教科(国英世界史)偏差値 52

 中1 7月
  臨海セミナー 神奈川統一模試(中3部門)
  5教科偏差値 60


こんな感じだったので、中学3年分の勉強の基礎はできていると判断しました。しかし発展問題が解けていなかったので、中1の夏ぐらいから国語は基礎固めを、数学は中3・高校入試の難問を、英語は大学入試の難問を勉強しているところです。


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3ヶ月が経ち、あれからどのくらい成長できたのか、また模試を受けてもらいました。


 10月 東進ハイスクール 全国統一中学生テスト(中3部門)
 11月 東進ハイスクール 全国統一高校生テスト(高3部門)
 12月 神奈川県 全県模試(中1部門)


上記3つの模試を受けてもらったのですが、これが素晴らしい結果だったのです。

まずは、「東進ハイスクール 全国統一中学生テスト」の中3部門です。


 東進ハイスクール 全国統一中学生テスト

  英語 70(中3のテストを受けた中1の内) 68(全学年で)
  数学 55(中3のテストを受けた中1の内) 60(全学年で)
  国語 59(中3のテストを受けた中1の内) 62(全学年で)
  3教科 65(中3のテストを受けた中1の内) 65(全学年で)

 ※中学3年生用のテストを、中1の10月に受験


この模試で息子は「全学年部門を受験した中学1年生」の中で全国30位以内に入り、東京新宿ハイアットリージェンシーで行われる「決勝大会」に招待されることになりました。

いや、びっくりです。

まず模試を受験した校舎から答案返却の時に、「すごい成績ですよ。おそらく決勝大会に呼ばれるでしょう」と伝えられ、「決勝大会って何?」というところから東進の全国統一テスト決勝大会をネットで調べ始めます。

調べるうちにわかってきたのは、高校野球で言うところの「甲子園」、ドラゴンボールで言うところの「天下一武道会」の様な晴れの舞台に招待されたのではないか? ということがわかってきました(言い過ぎか?)。

この決勝大会に出場すると、出場者の名前と学校名が発表されるのですが、そこに記載される学校名のすごいこと。

「灘、開成、筑駒、渋幕、東大寺、西大和、桜陰、武蔵、雙葉」など、全国の名門私立中高一貫校がびっしり。これら私立のトップ20校で、全部の学年(中1~高3)の9割以上が彼らに独占されているようです。

というか、公立小→公立中→公立高→私立大、で育った私が知っていたのは「灘、開成、麻布、ラサール、早稲田、慶応」ぐらいで、他の学校の名前はほとんど知りませんでした(すみません)。ええ、ハイアットというのがホテルの名前だとも知りませんでしたよ。普段、東南アジアのオンボロバスに揺られて安宿・安飯で旅をしている私には、全く馴染みのない世界でした。

そんな猛者達の中に、公立中どころか、義務教育の学校すら行ったことのないホームスクールの息子が、そこに参戦する、だと?

猛者だらけのナメック星にいる唯一の地球人、クリリンの様な気分でしたよ。

「何かの間違いですよね?」

と、後日決勝大会進出が決定したという連絡を受けた時に、東進に聞いちゃいましたよ。

その後、東進のホームページに名前が出て、この話は現実だとわかりました。

(残念ながら、決勝大会のテスト本番では、10位入賞ができなかった為、11~30位までの出場者は既に東進のホームページから名前を削除されたため、こうしてブログで公にすることができた次第です。)

決勝大会当日の話は、長くなるのでまたいつか。この経験は素晴らしいものになりました。


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次に、「東進ハイスクール 全国統一高校生テスト」の高3部門です。


 東進ハイスクール 全国統一高校生テスト

  英語   59(全受験者) 62(共通テスト全体換算偏差値)
  現古漢  55(全受験者) 59(共通テスト全体換算偏差値)
  世界史  56(全受験者) 60(共通テスト全体換算偏差値)  
  日本史  56(全受験者) 60(共通テスト全体換算偏差値)   
  全科目  60(全受験者) 62(共通テスト全体換算偏差値)

 ※高校3年生用のテストを、中1の11月に受験


前回よりも、良くなっていますね。

今回は試験1週間前から初めて「日本史」を1日1時間勉強して、暇なときに日本史のyoutubeを見ておいてもらいました。おかげで世界史の成績が落ちましたが、やはり歴史科目は得意そうです。勉強時間は少ないですが、普段から旅をしながら「ここのマラッカ海峡は・・・」とか「観応の擾乱で、尊氏の弟の直義は・・・」とか、そんな話ばっかしながら旅をしてる効果が、確実にあったのだと思います。

歴史はおそらく息子の得意科目になるので、普段の勉強は模試の1週間前だけにして、本格的に勉強を始めるのは高校入試1ヶ月前、大学受験半年前、になってからでも十分間に合うと思っています。


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最後に、伸学工房が主催する「神奈川県 全県模試」の中1部門です。


今回初めて中1の年齢で中1の模試を受けてもらいました。そして初めての「有料模試」であり、初めての「中学1年生用」の模試です。

今までの模試は無料だし、学年が上の模試ですから、息子にはノンプレッシャーで腕試しに受験させ、私も模試の結果は気にしてませんでしたが、今回は違います。

「今回は¥5000も模試代がかかっているし、同じ歳の同級生しか受験してないのから、入試本番のつもりで緊張感を持って挑むべし」

と、プレッシャーを初めてかけまくってみました。プレッシャーの有る無しで息子がどう変化するか、観察してみたかったのです。順位も「必ず50位以内を目指すべし」と、更にプレッシャーをかけます。結果よりもプレッシャーに強いか弱いかを計りたいのです。

いつもより緊張した面持ちで試験会場に向かうように見えた息子ですが、結果は・・・。


 神奈川県 全県模試

      得点 偏差値
  英語  097   73
  数学  100   68
  国語  084   63
  理科  100   68
  社会  085   75

  3教科  281   72
  5教科  466   73   
  順位  ○位 / 2700人 
  
  ※中学1年生用のテストを、中1の12月に受験


結果は上記の通りでした。順位はなんと一桁! 父親からのプレッシャーの中、よく頑張りました。実際あまりプレッシャーを感じてるようには見えなかったので、いつも通りのマイペース男、という感じでしょうか。

惜しむらくは、間違えた箇所は全て「初歩問題」。

息子にリサーチすると、「月の前置詞は、in」「法隆寺を建てたのは聖徳太子」「天平文化は奈良時代」を知らなかった、国語は答えを書き直してる最中に試験が終わった、とのこと。うっかりミス以前の問題ですね。聖徳太子が建てた寺は橘寺や四天王寺、ということは知っていたので「初心に帰って」もらいましょう。

このテストは公立中学生向けのテストなので、私立の中高一貫校生はほとんど受験しないそうです。なので、神奈川県で公立高校を受験する際の立ち位置の参考程度で、決して浮かれる成績ではないと思っています。

それでも、この3回の模試の成績は上々の出来だと思います。

が! しかし!

この記事を書いている丁度本日、東進の決勝大会の成績が返却されました。10位に入れなかったのは既に知っていましたが、惨憺たる成績! 決勝大会に進出した喜びは完全に消え、私と息子はまるで通夜のように家に帰ってきました。

上には上がいる、でもこの悔しさをバネに、息子のやる気に火がつけばいいな、と願う父を他所目に、家でクリスマスのご馳走の準備をせっせとする妻は、「まぁ本人のことだから」と、相変わらずのんきにケーキを作っていました。




(11:52)

2023年09月02日



幼小中と一度も学校に通ったことのないホームスクーラーの息子は、学校で勉強を習ったことは一度もありません。

勉強自体は小学3年の年齢から自宅学習で始めました。最初は私(父親)が横で見ながら参考書を中心に勉強をしていましたが、小学6年の年齢になってからは親の手を離れ、完全独学です。塾ナシ、習い事ナシ、オンライン講義ナシ、です。

1日の勉強時間は・・・、

 小3 1日1時間 (英語1)
 小4 1日2時間 (英語1・算数1)
 小5 1日3時間 (英語1・算数1・理社1)
 小6 1日4時間 (英語1.5・数学1.5・理社1)
 中1 1日5時間 (英語1.5・数学2・理社1・国語0.5)


こんな感じです。勉強のペースは週3~4日のペースですので、1週間で平均すると1日の勉強時間は上記の半分になるかと思います。勉強する日はする、他の日は遊んだり旅をする、という感じですね。

こんなペースで小学校卒業までに中学3年分の学習が終わりました。自分のペースでどんどん勉強できるのはホームスクールの強みですよね。

でも本当に勉強が理解できているのでしょうか?

英語に関しては、小6の年齢で英検3級・準2級・2級と合格したので大丈夫かと思いますが、他の4教科はどうでしょうか? 特に国語については、読書はかなりしてますが(夏目漱石など)国語の勉強自体したことがありません。

という訳で、昨年小学6年時の11月から、各塾が無料で実施している模試を何回か受けてきてもらいました。以下、それぞれの模試の成績(偏差値)と感想を述べたいと思います。


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最初に受けたのが、「四谷大塚 全国統一小学生テスト」です。


 四谷大塚 全国統一小学生テスト

  算数 63
  国語 53
  理科 72
  社会 50

  ※小学6年生用のテストを、小6の11月に受験


四谷大塚の存在も、その模試が有名なことも、この時初めて知りました。首都圏の小学生の間では「四谷大塚」「日能研」「サピックス」が三大難関模試で、他の模試より難しいし、受験者も中学受験組でレベルが高いそうですね。

なので、四谷大塚の模試で出た偏差値は、5~10ほどプラスしたのが実際の偏差値らしいですが、それはあくまでも小6の夏まで。秋以降はこの「全国統一小学生テスト」を受験する小学生は減る一方だそうで、なぜなら彼らは自分が実際に受験する私立中学専門(開成とか灘とか)の模試を受けるそうですので、今回受けた模試は中学受験組の猛者たちがゴッソリ抜けた模試ですので、5~10のプラスにはならないでしょう。

それでも、4教科平均で偏差値60は、初めての模試にしてはよくやったと褒めました。

国語の漢字がさっぱりダメだったので、冬休みに小学6年分の漢字を特訓しました。そして初めて国語の参考書を買って勉強を始めることにしました。理科は一番好きな教科ですが今回は出来過ぎですし、社会は公民がさっぱりですが、この2科目はこれぐらいの成績でも気にしなくていいでしょう。



次に「早稲田アカデミー 小学生未来診断テスト」です。

 早稲田アカデミー 小学生未来診断テスト

  英語 69
  算数 67
  国語 52
  理科 46
  社会 56

  ※小学6年生用のテストを、小6の12月に受験



上記2つの模試の成績がまあまあだったので、小学生の勉強はできていると判断して、中学1年の年齢になってからは中学3年生部門を受けました。まずは、「東進ハイスクール 全国統一中学生テスト」です。


 東進ハイスクール 全国統一中学生テスト

  英語 65(中3のテストを受けた中1の内) 62(全学年で)
  算数 46(中3のテストを受けた中1の内) 50(全学年で)
  国語 55(中3のテストを受けた中1の内) 56(全学年で)

  ※中学3年生用のテストを、中1の5月に受験


中学3年生の中に混じってでの試験で、ちょっと難しかったようですね。それでも全学年の成績では3教科ともに平均値以上を出したので、中学3年分の基礎はちゃんとできている様です。

しかし数学の難問が全く解けていません。この日から数学の勉強は30分増やして(英語は30分減らして)、参考書も基礎から難問へと移行してもらうことにしました。

ただ、成績と一緒に貰った高校・大学ランクには驚きました。

東進800 - コピー


過去に今回の様な「中3用テスト」を受けてこのぐらいの成績だった「中1生」が、その後どこの高校・大学へ進学したかというデータからの成績表なのですが、抜群にいい結果でした。

もちろん、こうやって親の期待値を上げて入塾へもっていきたい塾の思惑から、かなり甘く査定されているのでしょうけど、現時点で息子の希望の高校ランクへは合格圏内ということで、期待しちゃいますよね。

息子は希望する高校への進学へ、俄然やる気が出たそうです(やる気だけで、相変わらずマイペースで何も変わりませんが)。

※息子の実際の志望校は東進に提出していませんので、記載されている高校・大学名は東進が独自に選んだ高校・大学ランクです。


次に、「東進ハイスクール 全国統一高校生テスト」の高校3年生部門を受けてもらいました。


 東進ハイスクール 全国統一高校生テスト

  英語  56
  現古漢 41
  世界史 59

  ※高校3年生用のテストを、中1の6月に受験


現古漢は散々ですが、世界史が妙に良い成績ですね。

世界史はまだ勉強自体したことがなかったので、試験の1週間前から1日1時間、「1度読んだら忘れない 世界史の教科書」を読んでもらって、自由時間に「中田敦彦のyoutube大学」を好きなだけ見させました。まぁ、海外をあちこち旅して、日本にいる時も国際情勢を私が息子に散々語ってきたのですから、すでに基礎はできているんじゃないかと、勝手に思っています。

今回の英語の模試は、「大学入学共通テスト」を想定して塾側がかなり難しく作成したそうで、中1で英語56は凄いと塾に褒められました。

数学はまだ高校数学を勉強していないので受験してません。中1で中学数学3年分の難関問題を解き、中2から高校数学を始めてもらいたいので、模試で高校数学を受験するのはまだ先の話ですね。


次に、「臨海セミナー 神奈川統一模試」の中学3年生部門を受けてもらいました。


 臨海セミナー 神奈川統一模試

  英語 69
  算数 69
  国語 59
  理科 58
  社会 46

  ※中学3年生用のテストを、中1の7月に受験


数学の難問を解き始めて2ヶ月。臨海セミナーの模試は簡単とはいえ、結果が出始めたようです。

社会の公民が相変わらず興味が湧かないそうですので、中3の受験3ヶ月前から一気に勉強した方が良さそうですね。 


・・・・・・・・・・


以上、最近受験した塾の無料模試の結果でした。

学校に通っていると学期ごとに定期テストがあるので、現在の自分の学力がわかるのでしょうが、それは学校の校内での成績ですから、全国区での自分のレベルはわからないですし、学年を飛び越した自分のレベルはわかりません。

こうやって色々な塾の模試を受けると、それがよくわかっていいですよね。これは学校に通っている生徒でも、ホームスクーラーでも同じ条件下でのテストですので、ホームスクールを行っている家庭のみなさんも、一度模試を受けてみると面白いですよー。子供に何か変化が見れるかもしれません。




(14:15)

2023年08月18日


次回以降のブログに書く予定ですが、各塾で行われている無料模試を、小6冬から中1夏までの10ヶ月の間に5回ほど受けてきました。


四谷大塚     「全国統一小学生テスト」 小学6年生用
早稲田アカデミー 「小学生未来診断テスト」 小学6年生用 
東進ハイスクール 「全国統一中学生テスト」 中学3年生用
東進ハイスクール 「全国統一高校生テスト」 高校3年生用
臨海セミナー   「神奈川県統一模試」   中学3年生用


入塾への勧誘メールやパンフレットが来ちゃいますが、全部無料で受けれます。塾も気前いいですよね。

東進ハイスクールの場合は中学1年生でも中学3年生用や高校3年生用の模試を申し込めるので、息子にはあえて自分より上の学年の模試を受けてもらいました。その後に夏休みの夏期講習を無料体験できるハガキを貰ったので、今年の夏に4コマほど無料体験してきました。初めての塾体験です。

4コマは中学生用か高校生用のどちらかしか受講できないので高校生用を選択しました。1コマ90分×5回で、この無料体験は集団講義クラスではなく衛星校(パソコン画面に向かって授業を受ける)での授業だったので、ホームスクーラーとしては他人との触れ合いの為に集団講義を受けたかったのですが、まぁ衛星校でもたくさんの高校生たちが来るので、多少の刺激にはなったようです。

最初の面談の時に科目を4つ選びました。

英語  (英検準1級対策)
現代文 (最難関)
現代文 (標準)
世界史 (標準)


現代文(最難関)を「もっと簡単なのにしたら?」と言ったのですが、祖母の部屋で時々目にする「ポツンと一軒家」という番組に出ている林修氏をテレビで見た事があったので、「見てみたい」というわけで、無謀にも最難関の授業を選びました。

その4コマの夏期講習が一通り終わったので、塾との2度目の面談がありました。この講義は授業の後すぐにテストがあるのですが、そのテスト結果が全コマ毎回「SSランク」という最高成績だったらしく、塾の先生から大変褒められました。息子の現時点での志望大学は「夏目漱石が大好き!」という理由だけで「早稲田大学文学部に行って夏目漱石の研究がしたい」そうなのですが、まだ本気ではないらしいので、私はいつも「早稲田行くなら国際教養学部の方が世界に羽ばたけるぞ」と勧めます。

そして塾の先生からは最初の面談でも高3用模試の結果を見て言われたのですが、「現時点(中学1年)でこの成績なら、東京一工(東大・京大・一橋・東工大)や旧帝大を目指してから早稲田を受験してもいいのではないですか?」とアドバイスを受けました。

塾の言う事ですからね、お世辞が大半でやる気を出させて入塾してほしいのが本音でしょうが、そんなお世辞でも嬉しいものですね。

親としては国立大学の方がそりゃあ良いのですが、息子が行きたい大学を優先させたいので、それはこれから6年間弱の間に息子自身が色々と考えて決めればいいと思います。

正直言うと息子の大学受験に関しては、何も心配していません。

大学受験、特に私立大学受験には高校の成績はまるで関係がないですし、国立大学受験もほぼ影響がないので、純粋に学力を上げておけば大丈夫だからです。それに大学受験は何校でも何学部でも複数受験できますから、一発勝負・一校勝負ではない為、気が楽ですよね。

問題は、一発勝負の高校入試です。

我が家は小学校入学から中学校卒業まで1度も学校に行かない生粋のホームスクーラーになるはずなので、中学校での成績はつきません。内申点は最低点です。

神奈川県の高校入試のルールも今年度から変更になって、公立高校に行く方法はなさそうだ、進学するとしたらきっとインターネット高校になるんだろうな、と思っていたのですが、在籍する中学校長から内申点無しでも高校受験できる方法をアドバイスされてから、色気がつきました。この方法が可能なら、希望する公立高校にも少しのハンデで受験できそうだからです。

その話を塾でもしてみました。さすがに塾の先生は詳しく、中学校長と同じ答え、内申点無しでも行く方法があることを教えてくれました。

前の記事にも書きましたが、息子は希望する公立高校の学園祭を見てから、その高校を受験する気まんまんです。やる気もあって、受験する方法もある、これは親としてとても嬉しい話です。あとはこのやる気をどう行動で見せてくれるか? 

「馬を水辺に連れて行くことはできても、飲ますことはできない」

受験の話は、これから時々書こうと思います。




(20:39)

2023年04月10日



幼稚園にも小学校にも一度も行かず、ホームスクールで過ごしてきた息子ですが、3月に所属する学区内の小学校を卒業しました。今までの経過とこれからの展望をサラっと書こうと思います。

1、幼稚園について

2~3歳の時は、私と妻と息子の家族3人で海外30ヵ国をバックパッカースタイルで1年半旅していました。

旅の途中、ネパールでモンテッソーリ幼稚園に2ヶ月ほど通ってみました。帰国して4歳ぐらいの時に日本の幼稚園を中途で入園するのをちょっと検討してみたので、近くの幼稚園に話を聞きに行ってみました。その時に1時間ほど園長と色々と話すと(この間に息子は園児と一緒に遊んでいました)、

「私達(幼稚園側)はもちろん受け入れ大歓迎なんですが、数ヶ月抜けたり、毎日来なかったりすると友達の輪に入りずらいし、本人にとっても、ごにょごにょ・・・」


と、明らかに面倒そう・・・。歓迎されてないのがすぐわかりました。もっとストレートに断ってくれればいいのにね。


そんなわけでたった1時間ですが「合わないな」と即断し、幼稚園には入園しませんでした。


2、小学校入学について

小学校入学直前にまた海外へ旅する事にしたので、入学前に学区の公立小学校に行って校長・教頭と面談してホームスクールOKの許可を貰いました。

OKというかちょっとイレギュラーな方法でホームスクールを申請したので、表立っては書けませんが、おかげで小1の初めから小6の夏休みまでの5年半、お互いが全く連絡を取り合わずに済んだので非常に楽でした。

小学校6年間は、自分達のやり方でホームスークルを過ごします。海外や日本を旅したり、色々な事をやってました。


3、小学校卒業について

小6の夏休みに久し振りに小学校と面談します。卒業証書を貰う為です。

入学前に会った校長と教頭はすでに異動してて、卒業前の校長・教頭とは初対面でした。しかも全く引継ぎされていなかったので、最初の電話では訳がわからなそうでしたが、初対面の面談で丁寧に説明し、残り半年間をホームスクールで過ごす事にOKを貰いました。

卒業証書についてですが、「小学校・卒」という資格はほぼ存在しない(就職時などの履歴書に記入する必要がない)のですが、念の為に持っていたほうがいいと思い、正式に小学校卒業を認めてもらい卒業証書を頂けるかの相談をしました。

結果はOKで、ただ、これから卒業まで時々学校に顔を出して欲しいとのことで、2ヶ月に1回ほどの割合で卒業まで計5回ほど学校に行きました。最初の面談は校長室で1時間ほど、残りの3回は職員玄関先で立ち話10分ぐらい、最後に卒業証書を貰う時も玄関先で10分ぐらいでした。

おそらくですが初対面時に、「海外旅行では学校でできない経験をたくさんしてるよ」「家で勉強もちゃんとしてるよ」「英検も取ったよ」と、まるでプレゼンの様に爽やかに説明したのが功を奏し、校長・教頭とも話のわかる方達だったので、何も問題なく小学校を卒業する事ができました。


4、中学校入学について

そして今回、中学入学の直前、3月の春休みに所属する学区の公立中学校とホームスクールについての面談をしました。

まず中学校に電話で説明したところ、学校側の反応は「???(ホームスクールなんて知らないし、そんな生徒が入学してくるなんて小学校から聞いてないぞ)」という反応でした。

「とりあえず教育委員会に相談してください」と言われたので、教育委員会に電話したら、そっちも「ホームスクール??? ちょっと時間下さい」と、1週間も電話待ちました。小学校から話が伝わっていないものなんですねー。

こっちも相手(中学校・教育委員会)が小学校から話を聞いてるものだと思い込んで話をしてしまったので、色々と言葉足らずだったと思います。なので、1週間後の教育委員会との電話ではホームスクールの話を最初から丁寧に説明し、ホームスクールOKの返事を貰いました。ついで中学校とも面談(私妻息子と校長教頭の5人)し、最初から丁寧に説明したところ、こちらもホームスクールOKの返事を貰いました。教育委員会・中学校とも二度目の説明で話をよく理解してくれて、対応も凄く良かったです。

今回の教育委員会との電話と中学校との面談で、私達からホームスクールについて話した内容は、小学校の時と違い、より勉強に力を入れた説明の仕方で話をしました。小学校は「みんなで仲良く」という校風ですが、中学からは「勉強も部活も」とちょっと体育会系な校風になりますよね。なので話の内容は勉強に力点をおいたのです。

現時点で5教科は中学3年分の勉強を終わらせていること。公立高校入試問題は5教科500点満点ですでに350点(県平均点は300点)ほど取れていること。英語は英検2級(高校卒業レベル)に合格していること。これに加えてより多くの実体験、海外放浪バックパッカーの旅、日本各地を旅すること、アウトドア、音楽の楽器演奏(ドラム・ギター)、技術の自宅セルフリフォーム、を更に進めていきたい事。これらの話を真剣に説明したら、とても好印象でした(多分)。

ホームスクールは全面的に私達のやり方を認めてもらい、顔合わせは年に3回(長期休暇中)だけでOK、話のわかる教育委員会・校長・教頭と、相手に恵まれていたと思います。


5,高校進路についての展望

今回の3月の面談では、更に先の話、高校進学の話もしておきました。

中学3年間はホームスクールで過ごした後、高校からは公立高校に進学する話(息子は現時点では進学希望だそうです)。希望の高校は難関校&人気校で、内申が満点近くないと合格できないこと。その内申ハンデを克服して高校受験する方法について、かなり込み入った話をしてきました。

まず、私の意見ですが、息子には高校は公立高校に毎日行って、彼女を作ったり学園祭で音楽演奏したり、青春を謳歌して欲しいと思っているので、ここ半年ほど息子とどこかいい高校がないか、ネットや関係者(友人の教師とか)のクチコミや話をたくさん集めて吟味してきました。

結果、在校生・卒業生ともに評判がかなり良く、とても楽しそうな雰囲気の高校を5校ほど見つけたのですが、どれも偏差値的に難関校で人気校(倍率が高い)でした。

特に第一希望の高校については校風の評判は抜群で、私も息子もここに行けたらいいね(偏差値という意味ではなく、楽しそうだから)と話していたのですが、その高校に合格するには、内申が満点近くに加えて、高校入試問題の合格点で言えば450点以上必要です。

息子の中学の内申点はおそらくオール1になるので、このハンデをなんとかする方法はないか教育委員会に聞いたところ、方法が有るには有るそうなのです。

現時点では「市の教育委員会」と「市の公立中学」からこの方法で受験ができそうだと話を聞きました。ただ相手の管轄は「県の教育委員会」と「県の公立高校」なので、そういう相談会があるから直接訪ねた方がよいと、校長からアドバイスを貰いました。こういう情報は、実際に教育現場で働いてる人からしか聞けないので(実は友人の教師からもおおまかにその話は聞いてはいたのですが)、在籍する中学と教育委員会から直接話が聞けたことはとても有意義でした。

とりあえずまだ途中経過の話ですし結果もまだ先の話ですが、息子の進路に希望が湧いてきました。こんな感じで4月から息子の中学ホームスクール生活がスタートします。



(16:02)

2023年03月09日



小学6年時の冬、息子が11歳で受験した「英検2級 二次試験」の結果が発表されました。

結果は、合格です。

  スピーキング   520/650 
  リーディング   5/5  
  Q&A       21/25 
  アティテュード  3/3
           
    ※端数は微調整してます


二次試験の結果は、650点満点で520点なので、正答率は80%ですね。今回は試験対策として、1日1時間2週間ほど、youtubeの動画を見て、画面見ながら面接の疑似体験をして試験に挑んでもらいました。

面接試験は、3級・準2級と2回の経験が生きて気楽に受けれて、積極的に自分から話すことができたそうです。

2級自体の総合スコアは・・・
  

  総合スコア   2150/2600

                         ※端数は微調整してます


2600点満点で2150点なので、正答率は83%ですね。「順位」という項目では「神奈川県内 2級受験者」の「上位 7%」という結果でした。準2級の時は「上位 1%」でしたので、さすがに難しくなってきましたね。今回初めて合格現時点での実力では次級(準1級)の合格ラインに届いてませんでした。もし準1級を受験するならあと150点の上積みが必要です。半年は必要かと思いますが、息子には「中・高の6年間の間に、好きな時に受ければいいよ」と伝えています。

とりあえず、11歳で今回の成績は十分な結果だと、息子を褒めたいと思います。

これで息子は150ディナール(我が家の仮想通貨)をゲットしたので、「ギターアンプのorange」と「ギターストラップ」を購入してました。ここ最近、息子はドラム演奏よりギター演奏の方が好きらしく、妻のベースとよくアンサンブルしてたので、アンプはいい買い物ですね。マーシャルやフェンダーやブラックスターと迷ってましたが、小さな小さなorangeのアンプを買うことになりました。



ss-1


小学6年生の学年になってから、これで3度の英検(3級・準2級・2級)を受けて、一次二次合わせて6度も試験会場に行ったのですが、息子は試験自体も会場の雰囲気もやっぱり楽しかったそうです。

今までの英語の勉強ペースですが、

    小3  1日1時間  週3日
    小4  1日1時間  週3日
    小5  1日1時間  週4日
    小6  1日1.5時間 週4日


習い事無し&完全独学で、こんな感じのゆるーいペースで勉強してきました。

小学校に通っている小学生の英語の授業時間(週2時間)よりは多いですが、中学生の授業時間(週4時間)とそんなに変わらないかと思います。単純に英語を勉強してきた総時間数でいうと、息子は中学2年生までの勉強時間数をこなしてきたぐらいだと思います。

同じ時間数を勉強して、中学2年生が受ける目安の英検の級は「4級」で、息子は「2級」であることの大きな違いは、やはり「ホームスクーラーだから、自分のペースで効率良く勉強ができた」からだと思います。

「集団授業」で「先生のペース」で勉強するより、「独学」で「自分のペース」で勉強するほうが圧倒的に効率がいいです。わからないことがあればすぐに自分で調べることができますし、親に聞くこともできます。学校の授業ではこうはいきません。英語だけでなく国数社理の、5教科すべてがこれに当てはまると思います。

4教科等(音楽・美術・技術家庭・体育)の実技は独学だけで上達するのはちょっと難しいですが(それでも不可能ではありません)、学校の先生がプロの楽器演奏者、絵描き、造形家、職人、料理人、スポーツ選手、プログラマーというわけではないので、学校に行って授業を受ければ4教科が上達するわけではありません。

若くしてその道を目指す人間(特にその親)はそれをよく知っているわけで、幼稚園や小学生の年齢で、習い事などでその道のプロの元で学ぶわけです。

そうなると学校に通う意義は、「同じ年齢同士の人間関係」を学ぶという、たぶん「人間関係学」のみになると思うのです。それも公立学校なら「近所に住む」という限定が加わります。

ここで学んだ「人間関係学」が将来役に立つのか? と問われれば、役に立つ時もあるし、立たない時もある、要はその時その時の集団(職場とかママ友とか町内会とか)に属する人間次第、ということになりそうです。

日本人は「タコ壺集団」と呼ばれる「小グループ」を形成し、それが日本中いたるところに乱立しています。山本七平著「日本人とユダヤ人」や丸山眞男の「古層論」などに詳しく書かれていますが、私なりに解釈すると、西洋社会で生きるという意味が常に「神」に対して相対することに対して、日本社会で生きるという意味は常に「人」に対して相対していくことなのです。

これを太宰治は、「生きるとは、その場その場の人間関係が一番の問題であって、しかも出たとこ勝負」という言い方で表現していました(私流の解釈です)。

話がややこしいのは、日本でのこの「人」というものが、「個人」ではなく「小グループ」を指し、この「小グループ」とは、グループごとに全く違う存在なのです。

会社を転職したことある方なら会社が違うとこんなにも違うものかと経験しますし、ママ友でもすぐに小グループに分かれますよね。官庁や役所で言えば縦割り行政、他の部署の事はまるでわかりません。大企業や銀行などは、いくら合併を繰り返しても、前の派閥が邪魔して合併前より良くなった話などほとんど聞かれません。一昔前で言えば、江戸時代の藩は、藩ごとに全く違う法律(藩法)が敷かれ、藩内においても村ごと集落ごとに各自の掟がありました。戦時中の日本軍は、陸軍、海軍の装備の規格がまるで違っていたし、互いにいがみ合っていました。

日本って同一民族の同一集団で、みな似たり寄ったりと思われがちですが、違うんです。小グループに分かれて、てんでバラバラなんです。これは平時にはあまり問題にならないのですが、戦時や改革期では大問題になるのです。

話を戻すと、学校に行って唯一学べる「人間関係学」は汎用性がなく、あまり役に立たない、ということです。全く役に立たないとは言いませんが、あまり役には立たないのです。

そして私達がホームスクールを選んだ理由の1つでもあるのですが、海外を旅して多種多様な人間と接することや、日本国内で学校外の人間と交流する事によって得られる経験は、本当の意味での「人間関係学」だと思うのです。

英検から話が随分脱線してしまいましたが、これから日本でのホームスクールは確実に増えます。公立小中学校は移民等であふれ勉強どころの話ではなくなり、それを危惧する家庭は高額な学費の私立学校を選び、小中学校が二極化します。その第三極としてホームスクールを行う家庭、ホームスクーラーは激増していくはずです。

30年後の日本では、ホームスクールも当たり前になるかと思いますが、現在ではまだまだ少数派。でも胸を張って、来月から息子も「中学生」の学年になりますが、息子と話し合った結果、これからもホームスクールを続けていきたいと思います。

高校や大学への進学の話はまた今度。



(13:40)

2023年02月06日


ホームスクールで過ごしている息子が、小学6年時の冬に「英検2級 一次試験」を受験しました。

小3の時から1日1時間の英語勉強を、塾にも行かず通信やオンラインもやらず、独学でやり始めてそろそろ4年が経とうとしています。

結果は、合格です。


  
 総合スコア   1630/1950

  リーディング  560/650
  リスニング   580/650
  ライティング  490/650
              ※端数は微調整してます。


1950点満点で1630点なので、正答率は83%ですね。まあまあの結果です。今回の
ライティング問題のテーマが「選挙のネット投票について」だったのですが、そのテーマについて知識不足の様でした。まだ11歳ですから仕方ないですね。リスニングの成績が良いのは嬉しいですし、英検2級は高校卒業レベルなので、「凄いね~」と褒めました。いや、本当です。私の高校3年の秋の時期より、息子の方が英語ができるんですから。

でも息子には、「己惚れるなよ。ネイティブで言ったら4歳程度の英語力なんだぞ」と、満足しないようにとも伝えています。実際、まだまだ英語が喋れるというレベルではありませんからね。

今回は試験対策はあまりせずに、英語の勉強で好きな範囲を1ヶ月前から1日2時間位やってもらいました。前回の
単語の暗記がつまらなかったそうですので、今回の勉強の内容は本人におまかせ。とりあえず「楽しくやってね」と。

息子は単語帳の「DUO」が好きなのですが、今回は「DUO select」から「DUO 3.0」に切り替えました。引き続き登場する「ボブ」という人物が出て来る話題が楽しいらしく、「ボブはジェニファーに拒絶され続けて自信を喪失した」とか「ボブが、それには反対だ、と言って会話に割り込んで来たけれども、誰も耳を貸さなかった」とか「ボブは根がナマケモノだから、与えられた仕事をしばしば怠ける」といつもボブばかりネガティブな内容らしく、隣室から「あはは~~。ボブ、またか~」という声がよく聞こえてきたので、それなりに楽しく勉強をやってるようでした。

テスト本番では、会場までモノレールに乗ったり、会場が新設の医大で校舎が最新でピカピカで、大学の「ザ 講堂」という雰囲気の教室だったので、本番は凄く楽しかったようです。「プラネタリウムで試験してるみたい~」と喜んでました。

試験会場まで付き添った私は、テスト中2時間半、鎌倉の山をずっと散歩していました。北鎌倉から源氏山へ至る山道は起伏が激しくて楽しいですよ。途中、道に迷いましたが、スマホを持っていない私は、駅・源氏山・鎌倉中央公園の3ヶ所にあった地図の看板だけを頼りに往復しました。地図を見つけた時の喜びは、ドラクエで重要アイテム取った時のような喜びなんです。次に進めるぞと。

息子には「試験終了後に出口で父ちゃんがいなかったら、道に迷ってるから先に一人で帰ってね。」と言っていたので、試験よりそっちの方が緊張したそうです。

二次試験は2月末で、結果は3月になりますが、その次以降の「準1級・1級」は中学高校6年間(の年齢)の間にのらりくらり受けてもらって、それよりも海外英語の「TOEFL」に意識を向けていって欲しいと思っています。

もともと「英検」の受験自体は、所属する学校への「学校行ってなくてもホームスクーラーは大丈夫なんですよ」という証明を見せる為のようなもので、英語を勉強する本来の目的は、実用的な「海外英語を身に付けること」です。

次回の海外旅行では親はそっと後ろに下がって息子が前に出て英会話をしてもらいたいので(元から父親母親ともに英語がしゃべれないですし)、そういった意味でこれからちょっとずつ「TOEFL」を意識して欲しいですね。というか、私自身「TOEFLって何?」というレベルで、受験したこともありません。私もこれからちょっとずつ調べてみますー。





(22:06)

2022年11月23日



小学6年時の秋に受験した「英検準2級 二次試験」の結果が発表されました。

結果は、合格です。

  
  スピーキング   450/600 
  リーディング   4/5  
  Q&A       20/25 
  アティテュード  3/3
        ※端数は微調整してます


二次試験の結果は、600点満点で450点なので、正答率は75%ですね。今回は試験対策として、1日2時間5日ほど、youtubeの動画を見て、画面見ながら面接の疑似体験をして試験に挑んでもらいました。

面接試験は前回3級の経験が生きて、およその流れもわかっているし気楽に受けれたそうです。

準2級自体の総合スコアは・・・  

  
  総合スコア   2060/2400
                           ※端数は微調整してます


2400点満点で2060点なので、正答率は86%ですね。

まぁまぁかなと思ったら、「順位」という項目では「神奈川県内 準2級受験者」の「上位 1%」という結果でした。これには親も息子もびっくり。

これで息子は100ディナール(我が家の仮想通貨)をゲットしたので、「これで焚き火用の難燃シートと、冒険家ベア・グリルス愛用のファイアースターターを買うんだ」と意気込んでいます。

妻は妻で「薪が切れてきたから、買いにいかなきゃ」と、山奥の秘密の薪売り場に行く気満々です。

この2人、自分専用の焚き火台を持っているのですが、自分の好みの火加減があるそうで、なかなか私に薪をくべさせてくれません・・・。私も3台目の焚き火台を買おうかなー。

今年は2度の英検(3級・準2級)を受けて、一次二次合わせて4度も試験会場に行ったのですが、息子は試験自体も会場の雰囲気もやっぱり楽しいそうですので、今冬に続けて2級も受けてもいいのかなと思ってきました。成績では現段階で2級も合格範囲内だそうですが、次々に受験させる英検の罠でもありますよね。

準2級の一次試験の時に、1日1時間1週間の単語の暗記がつまらなかったそうですので、「やはり勉強は楽しまなくちゃね」と再確認しました。あと、効率良くマイペースで勉強できるのは、ホームスクーラーならではですね。

またもや海外で息子の英語を試すバックパッカーの旅に出たいのですが、コロナ以来、LCCは全滅し航空券の値段は高止まりのまま、円安に海外物価高と三重苦の現在ですので、まだまだ日本国内で楽しんでいきたいと思います。



(10:01)